化粧品製造販売業や化粧品製造業の許可を取りたいのですが、費用はどのくらいでしょう?
と言う質問が多いのですが、
この質問は大変な危険を含んだものだと管理人は考えます。

理由は、許可取得はゴールではなくてスタートであるため、
(許可さえ取得できればOKと勘違いしてしまっている方が殆どですが)
許可取得にかかる費用より、許可取得後にかかる費用の方がはるかに大きくなる可能性があるからです。
その許可取得後の費用を考えていなかった(費用が捻出できない等)ために、
運用がずさん、法定表示、ラベル貼りなどが正しく出来ないなどになり、その結果は回収になったり・・・・

ですので新規参入で化粧品製造販売業や製造業の許可を取得して事業を行うのであれば、
許可取得の費用だけでなく、許可取得後1年後くらいまでの費用を考える必要がある訳です。
(自分たちが出来なければ、1年後でなくてずっーと掛かる費用にはなりますが)

順番は前後しますが、
許可取得のために都道府県へ許可申請するにあたり手数料が必要になります、都道府県への手数料ですので誰が申請しようと変わらないものです。
この手数料は各都道府県毎にけっこう違ったりします。
(化粧品製造販売業で87,800位~57,400位)
各都道府県毎に調べた(今は変わっている可能性はあります)手数料は
化粧品製造販売業許可、製造業の申請手数料(北海道、東北、関東、信越・北陸、東海)
化粧品製造販売業許可、製造業の申請手数料(近畿、中国、四国、九州)

最初に化粧品の許可取得を行いたいと考えた時に、自社内に経験者がいないために、出来ない場合に
許可取得の申請を行政書士、コンサルタントさん等へ依頼を考えた場合には

下記の項目が必要になりますので、全ての項目についての予算立てを行う必要があります。
(項目がまだ足りないかも知れません)
ここで最初の
「化粧品製造販売業や化粧品製造業の許可を取りたいのですが、費用はどのくらいでしょう?」
と言う質問の回答と考える必要があるわけです。

初期費用(許可取得まで)
●相談料
●許可申請の書類作成料
●GQP手順書、GVP手順書、その他の手順書作成料
●調査前の指導料
●現地調査立会料

許可取得後の運用
(下記の個別の作業費用費用なのか、自社で出来るように指導する指導料なのか、顧問費用なのかの判断も必要です)
●外国届 1件あたり
●製造販売届 1件あたり
●品質標準書作成 1件あたり
●法定表示ラベル 1原稿あたり
●製造(包装表示も含む)の作業指導及びその記録
●各種記録の作成 1記録あたり
(随時、月次、年次等の記録作成があります)




上記、不足している内容があるかも知れませんが、化粧品製造販売業の許可取得はゴールではなくてスタートであるという事をご理解頂ければと思います。

参考までに弊社の考え方です
このサイトを利用した医療機器製造販売業許可、化粧品製造販売業許可の取得




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