ここ数日、パルスオキシメータの詐欺が多発しているようですので
その予防方法を書いておきます。
この予防法で万全ではありませんが、少しは役に立つかと思います。

*初めから理解した上で、パルスオキシメータではなくて、
パルスオキシメータに似たものを購入するなら、それはご自由にどうぞ。
理解した上で購入するのは詐欺にあったとは言いませんので。
(販売サイトで「医療機器ではありません」とか書いてありますよね)

ここで書くのは、医療機器としてのパルスオキシメータのことです
と言いましても、本来はパルスオキシメータと書いた時点で医療機器になってしまいますので、釈然としない所はありますが、そこまで突っ込んでもしょうがないので。

分かりやすい例で言うと、
体温計 =>医療機器に該当 温度計 =>医療機器ではない

通販などで非接触型温度計と言うのが販売されていますが、
これは温度計と謳っていますので、医療機器では無い=>よって医療機器認証やその他許可が不要 という考え方の様です。
もし、これを非接触型体温計と言って販売すると、医療機器に該当するので、医療機器認証やその他許可が必要 という事です。

では、医療機器としてパルスオキシメータを販売する場合ですが
まず、パルスオキシメータは管理医療機器に該当します。

医療機器は販売するだけでも、販売業(会社やショップ)としての許可や届が必要です(クラス1の一般医療機器以外) 
これを
管理医療機器販売業や高度管理医療機器等販売業 と言います。

管理医療機器販売業はクラス2の医療機器の販売をするために保健所に届けます
高度管理医療機器等販売業はクラス2、3,4の医療機器の販売をするために保健所の許可を受けます。

パルスオキシメータはクラス2の管理医療機器なのですが、
特定保守管理医療機器にも該当するので、
クラス2の管理医療機器にもかかわらず、
高度管理医療機器等販売業の許可が無いと販売出来ないのです。

まず、ネットショップに入ったら、
1.商品に認証番号が書かれているかを見ます。
 管理医療機器は医療機器認証品なので、認証番号が付くのです。
 *たまに、FDA認証とかCE認証なんて書いてたり、画像あったりのもありますが、これは関係ありません、日本で管理医療機器としての認証を受けているか?なのです。
 
承認番号なんて書いてあったら、それは嘘です。
 番号が書いてなかったら、ショップに、医療機器なのか否かを問い合わせしましょう。
 ==>医療機器でない、となったらそれは購入者さんの自己判断でどうぞ。
   (本来は、医療機器でないならパルスオキシメータと書くのは薬機法違反なのですが)

*認証番号が書いてあっても、他社の認証番号をコピペしている詐欺も有るので注意

以下は、1.で医療機器であるとなった場合です

2.ショップの会社概要を見ます。
 会社(ショップ)情報に販売業の番号などが書かれているかを見ましょう。
 (書かれていなければ、問い合わせから、そちらの販売業の番号は?と聞きましょう、
 それにすぐ答えられないような所は怪しいです)
 会社(ショップ)住所が存在するかをMapで見ましょう。
 存在しない住所だったら嘘でしょう。
*販売業の番号も勝手に書いているだけかも知れませんので注意
*住所が存在しても、勝手に使用してるだけかも知れませんので注意

3.最終手段・・・・これはコロナ禍でパンパンなってる保健所さんの手を煩わせるので・・・本当は良くないのですが。
会社(ショップ)住所を管轄している保健所を調べます。
 管轄保健所に連絡して、その会社(ショップ)が上記の販売業の許可がされているかを確認します。