ブランド化粧品を並行輸入して販売するビジネスを行うときの注意(弱点)について考察しました。

このビジネスモデルのやり方とは
多い例では、
韓国の問屋(販売店)さんから、その問屋(販売店)さんで扱っている多数のメーカーさんの多数の化粧品を少数ずつ輸入して販売するものです。

その時その時で売れ筋や話題になっている化粧品を輸入するので、ものすごい数の商品数になってしまいます。

商品数は多いですが、1つの化粧品としては数量は少なく数十個~100個とかでしょう。

上記を踏まえて、
1.輸入する商品(化粧品類)毎に化粧品製造販売届を出すのですが、
その時その時で売れ筋や話題になっている化粧品を輸入するので、毎月相当数の化粧品製造販売届を行う必要がある。

もし、このビジネスモデルを
輸入代行会社(製造販売業の代行)へ依頼すると、数十個の輸入のために、化粧品製造販売届を出してもらうので、結構な金額になってしまいます。 
自社で許可を取得したときに、行政書士さんに依頼していた場合に化粧品製造販売届もやってもらいます、
なんて事してると、1つの化粧品製造販売届で行政書士さんにうん万円を支払う・・となってしまいます。

これでは1品目で数十個の輸入を行う場合では割に合わないですよね。

*上記から、
化粧品製造販売業は自社で取る事
自分たちで全てが出来るようになる事

が必要です。

2.輸入する商品(化粧品類)毎にラボでの分析が出来ますか
これは、1.での「自分たちで全てが出来るようになる事」が出来たとしても常に付きまとう問題です。

化粧品の回収事例で多いのが、規制成分の〇〇が検出された、〇〇が規制値を超えていた などが良くあります。

化粧品のラボでの分析は必須ではありません。

必須ではないので、ラボでの分析を行わないで輸入販売する事は出来るのですが、
あとで、禁止成分や規制成分などが発見されていまい回収になってしまう訳です。

この化粧品は日本の正規代理店が輸入販売しているから大丈夫なはずだ~
==>もしかしたら、その正規代理店で販売しているのは日本向けに処方変更しているかも知れません。
並行輸入している商品は現地の国内向けの商品であることをお忘れなく。

この商品の分析結果を貰って確認したので大丈夫だ~
==>未検出(ND:Not Detected)とは、検出限界値では検出できなかったということです。
検出限界値が高い(大きい)とそれ以下の値で配合されていても、未検出となってしまいます。
化粧品を輸入する国の分析技術
自称先進国には注意しましょう

日本で分析会社に分析を依頼すると、数万円かかりますから
これでは1品目で数十個の輸入を行う場合では割に合わないですよね。
なので、
化粧品の回収事例で多いのが、規制成分の〇〇が検出された、〇〇が規制値を超えていた などが良くあります。
と、なってしまうリスクが有るのです。




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