化粧品品質標準書は、化粧品製造販売届を行った販売名毎に作成することになります。

化粧品の品質標準書モデルひな形をテンプレートとして使える記載例を書いたwordソースのものをこのサイトの化粧品手順書一式では提供しています。

化粧品品質標準書は各都道府県からモデルひな形が公開されているのですが、モデルひな形の記載例が簡易すぎて何を書いたら分からないと言う方が多数おられます。(都道府県の化粧品品質標準書モデルひな形の記載例はexcelで1枚だけのためです)
東京都の品質標準書モデルこれでは各項目で何を書けば良いかが分からないと思います。

化粧品品質標準書は、化粧品製造販売業の更新調査(実地調査)で一番みられるところです。

化粧品品質標準書が作成されていないというのは、更新調査(実地調査)において致命的と思います。(化粧品品質標準書を作成していない会社さんは無いでしょうが)
問題はその品質標準書の内容が十分か?という事です。
また、
製造業者との間の製造管理及び品質管理確保のための取決め書は取り交わしてますか?

このサイトの手順書一式では化粧品の品質標準書モデルひな形テンプレートを提供しています



ご自分で作成した化粧品品質標準書は
 それを見て作業出来ますか?
 それを見て出荷判定の方法が分かりますか?
 それを見てどんな試験をするかわかりますか?
 その品質標準書は関係者に周知されていますか?
 その品質標準書は更新履歴(版数)管理されていますか?
 
 など・・・・・全ての事が化粧品品質標準書を見ればわかるようにしなければなりません。

化粧品品質標準書を作るのは、「更新等で見られるから」というて考え方ではどうしてもなおざりになるでしょう。

その化粧品に関する情報を品質標準書に蓄積していくんです。
そうする事により、例えば担当者の引き継ぎにも簡単ですよね、立派な会社の資産です。

これらは、化粧品製造販売業の中で仕事した方でないと、実務運営経験が無いので難しい話ではありますので、
化粧品製造販売業者での経験者に指導を受けたりした方が良いと思います。

ただ一つ言える事は、品質標準書がA4で1枚で済むなんてことはあり得ませんから。
(どうしても、各都道府県のモデルひな形がExcelで1枚で出来ているために勘違いしてしまうようです。そこから別紙●●として膨らむんです)

化粧品品質標準書の項目としては下記の項目になります。
(製造業(一般)で作成させる製品標準書に比べれば作業内容が無いので至ってシンプルです)
1販売名
2製造販売の届出年月日
  (医薬部外品の場合は承認番号、承認年月日)
   輸入品の場合は輸入届出年月日等
3効能効果
4使用方法(用法用量等)及び使用上の注意事項
5製造所の名称、所在地及び許可番号
(外国製造所の場合は認定事項又は届出事項)
6原料成分の名称、規格及び配合量
7製造方法
(製造所が複数ある場合には製造所ごとに記載)
8容器、包装形態及び表示内容
9保管条件及び取扱い上の注意事項
10製品規格及び試験検査方法
11試験検査所の名称、所在地
12出荷基準
13製造業者等との取決め内容
14その他必要事項

各項目の書き方例は化粧品品質標準書―続き




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