化粧品や医療機器の自主回収しますとメディアやネットに情報がたまに出ます。

この自主回収の見方についての基礎知識などにつて一般の方へ書かせて頂きます。

自主回収は所定の様式でその商品の製造販売業者(元)が都道府県へ届出するものです。
(本来は自主なので、業者が問題に気が付いたら届出するものですが、たまに行政から指摘されての場合もあるようです)

*製造販売業者(元)とは、商品の裏面等に書かれている、その商品について市場での責任を負うところでして、製造業者(その商品を製造した業者)が回収する訳ではないという事が一般の方には分かり難いかも知れません。

まず、回収の基礎知識です。

回収情報のページに、(クラス〇)と書かれています。
これは回収クラス分類と言いまして、
回収される製品によりもたらされる健康への危険性の程度により、 以下のとおり個別回収ごとに、I、II又はIIIの数字が割り当てられるものです。
回収クラス分類について
 回収クラス分類とは、回収される製品によりもたらされる健康への危険性の程度により、 以下のとおり個別回収ごとに、I、II又はIIIの数字が割り当てられるものです。

回収クラスIとは、その製品の使用等が、重篤な健康被害又は死亡の原因となり得る状況をいう。

回収クラスIIとは、その製品の使用等が、一時的な若しくは医学的に治癒可能な健康被害の原因となる可能性がある状況又はその製品の使用等による重篤な健康被害のおそれはまず考えられない状況をいう。

回収クラスIIIとは、その製品の使用等が、健康被害の原因となるとはまず考えられない状況をいう。

クラスの数字が大きくなるにつれて(Ⅰ=>Ⅲ)リスクが低くなっていくわけです。

また、化粧品にもクラス分類があるの?なんて勘違いしそうですが、
*医療機器のクラス分類
 一般医療機器:クラス1
 管理医療機器:クラス2
 高度管理医療機器:クラス3、4
とは関係ありません。

(医療機器のクラス分類とは逆なので混乱しないように)
興味ある方は、PMDAの回収一覧を見る事が出来ますので、下記から見てみてください。
化粧品の自主回収はちょっとしたことで頻繁に行われていることがわかります。
回収情報(医薬部外品・化粧品)
回収情報(医療機器)




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