化粧品製造販売業の許可を取得したら様々な業務を行う義務があります。
化粧品製造販売業の許可を取得して販売する化粧品化粧品製造販売届を届出しただけで 
必要な業務運営記録などをやっていない会社さんが多く見られますが5年後の更新時調査でNGとなり更新が出来なくなる可能性が出て来ます。

化粧品製造販売業者として必要な業務を行っていない原因は
化粧品製造販売業の許可取得や化粧品製造業の許可取得は経験がなくても時間かければ誰でも出来るので、
経験ない自分達でやったり、行政書士さんなどに許可取得だけを依頼した場合に多いです。

何から手を付けたらよいか分からない、許可を取得した手順書の内容が理解出来ていない、こんな場合は
基礎的な質問等は無料相談QAで化粧品製造販売業や製造業の許可の業務運用や輸入方法
詳細な指導が必要な場合は運用サポート有料会員でのサポートを行っております。

化粧品製造販売業者の業務としては下記の作業項目ですが、必須事項と遵守事項があります。しかし基本的には全て行うものと考えてください。
化粧品製造販売業者の業務は、その都度やる、月次でやる、年次でやる業務と大きく分けて考える事ができます、それぞれ忘れないように業務を行っていきましょう。
2017年12月19日 化粧品製造販売業者における必須事項と遵守事項

化粧品製造販売業者としての化粧品GQP手順書にもとづく業務12.

化粧品GQP手順書では、
化粧品製造販売業、化粧品製造業で必要となる手順書の作成 で作成しているはずです)
化粧品GQP手順書や化粧品GVP手順書は化粧品製造販売業に必要
①市場への出荷に係る記録の作成に関する手順
②適正な製造管理及び品質管理の確保に関する手順
③品質等に関する情報及び品質不良等の処理に関する手順
④回収処理に関する手順
⑤自己点検に関する手順
⑥教育訓練に関する手順
⑦文書及び記録の管理に関する手順
⑧安全管理責任者その他の品質管理業務に関係する責任者との相互の連携に関する手順
⑨その他必要な品質管理業務に関する手順
が求められています。
①は「市場出荷判定」の事で、工場(倉庫も)での「出荷判定」とは違います。
②は工場(倉庫も)との取り決め書や定期的な監査のことです。
③~に関しても、関連する作業(記録)やっていないと更新時監査で指摘事項になってしまいます。(④回収はなければそれまでですが)

化粧品製造販売業者としての化粧品GVP手順書にもとづく業務13.

化粧品GVP手順書では
化粧品製造販売業、化粧品製造業で必要となる手順書の作成 で作成しているはずです)
化粧品GQP手順書や化粧品GVP手順書は化粧品製造販売業に必要
①安全管理情報の収集に関する手順
②安全管理情報の検討及びその結果に基づく安全確保措置の立案に関する手順
③安全確保措置の実施に関する手順
④自己点検に関する手順
⑤教育訓練に関する手順
⑥文書及び記録の管理に関する手順
⑦品質保証責任者その他の化粧品等の製造販売に係る業務の責任者との相互の連携に関する手順
⑧その他製造販売後安全管理に関する業務を適正かつ円滑に行うために必要な手順
が求められています。
ここで、注意するのは、安全に関する情報が無かったから、なんの記録も残していない。==>何もしていないって指摘事項になりますので、収集作業をしたが何もなかったって記録を残すことです。(例えば月報などを作って)

安全管理情報の収集というのは、GQP手順に密接に関係していて、GQPでの市場出荷判定のエビデンスにもなるものです、
ですので、他のページでも書いていますが、例えば自社商品の安全管理情報の収集をしていない倉庫業者へ市場出荷判定を委託するのは難しいのです。

上記に関連する作業(記録)をやっていないと更新時監査で指摘事項になってしまいます。




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