化粧品GQPでは
化粧品製造業者等における製造管理及び品質管理が適正に行われていることを確認するため、実地調査を定期的に行う
とされていて、その調査結果を報告書として作成しておく必要があります。
(定期的にとは、GQP手順書の中でそのインターバルを決めておきますが最低でも年1回でしょうし、年2回でも)

また、そもそもこの化粧品製造業者を選んだ理由を明確にするために、業者選定票を作成しておくべきです。(化粧品では求められていませんが、医療機器のQMSでは求められています)

ここで言う、化粧品製造業者等とは、
外国メーカー
国内化粧品OEM業者
包装・表示・保管を委託するの倉庫
などです。

ただ、外国メーカーの調査のために海外まで行くか?というのは大変でしょうから
実地調査に代えて、GMPやISOの取得状況の確認や相手先国の規制当局の査察レポートを取り寄せて書面調査で済ませると言う考え方もあると思います。
(この場合のその旨を化粧品GQP手順書に明記する必要があります)
もちろん、国内の製造業者であっても同じように書面調査で済ませるのも有りだと思います。

ただ、問題なのは化粧品の場合にはISOやGMPが必ずしも必須では無いという事ですので
化粧品製造業者でISOやGMPを持っていない工場は一杯あります。
(管理人的には自社工場で自社の化粧品のみを製造しているなら良いでしょうが、
OEM工場として他社の化粧品を製造受託するのに、ISOやGMPなど何もないと言うのは如何なものかとは思いますが)

このように、
書面調査が出来ない場合には、実地調査を行う必要があるのですが、
どんな事を調査したら良いかは、経験者でないと難しく、新規参入者や工場経験の無い方には無理な話でしょう。

こちらで、新規参入者や工場経験の無い方向けに最低この位は見てきて下さいのチェックリストを用意しました。

化粧品製造業者等の製造管理及び品質管理に係る調査ー続き




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